理学療法士から見た介護ロボット(リハロボ研究会) - ロボットの定義

ロボットとは

ロボットとはどんなものですか?と言われればみなさんは下記のようなものを想像するでしょう。


無理です。
いまの現時点(2017)年代では無理です。
様々なことが難しいのですが、大雑把に言うと「自律型」は、ユーザーの期待を答えるものではまだまだないと言ったところが現状です。
ロボット開発には国も関わっていることから、「ロボットとはこういうものだ」と定義する必要がでてがでてきました。
主に産業用と介護用に別れるロボットですが、それぞれ所管が違います。
まず産業用ロボットが対象の経済産業省は下記の条件を「ロボット3条件」とよび、「''ロボット政策研究会(経産省)''」で決定された。
-情報を感知し(センサー系)
-判断し(知能・制御系)
-動作する(駆動系)


(抜粋 ロボット政策研究会中間報告書〜ロボットで拓くビジネスフロンティア〜  平成17年5月ロボット政策研究会)


いわゆる刺激ー効果の単純モデルであり、機械で動けばなんでもロボットというわけではないし、人形をしている必要性もない。
このように定義すると、自動改札機もロボットであるし、自動販売機もそうだろう。またスマートフォンもそのたぐいに入るかもしれない。
この定義がなされたことで、あらゆるものはロボットと呼べ、ビジネスの幅が広がったといえる。
これは介護においても、医療においても、同じように考えることができ、ロボットを導入することで業務負担が軽減し、さらには人間ができないサービスを提供することで、大きなパラダイムの変換となるはずである。
国が動いている移乗、今後この流れは加速するであろう。その際に取り残されないようにするためには、知識や技術を蓄えておく必要があると考えている(2017-10)